今回ご紹介する「経営計画」や「事業計画」の選定はビジネスにおいて非常に大切な部分になります。「計画」がなければ「実行」はないのです。どのように選定していくか是非、注目してみてください。
計画を選定する際に1番大切なのは「理念」に乗っ取った計画を立てる事です。そしてそれを元にかみ砕いていきます。どのように(誰が)計画を選定するか、今回はサッカーチームに例え解説しますので少しでも参考になればと思います。
計画の選定
サッカーチームをイメージしてみてください。まず親会社があり、チームがあります。ここでは「親会社」を「経営陣」、「チーム(現場)」を「マネージャー社員」の役割としてイメージしてください。
まず、親会社が「方針」を出します。その「方針」は会社の「理念」によって作られます。方針を打ち出し、「中期的」な目標を定めます。具体的な例を下記で例えます。
理念と方針
始めに「理念」はどのようなチームであるべきか。「方針」は理念を目指す為にどの様な道で行くか。そして「中期目標」は何年間で、その道のどこまで進むか。を決めます。
例えば、「サッカーを通じ世界規模での社会貢献をする」という理念であれば、そのために「世界規模の大会に出場し、世界に存在を知ってもらう」という方針を打ち出し、そのために「〇〇年までにはCL出場」等の中期目標計画を立てます。そこから、必要な事として「理想のサッカースタイルの選定」→「補強」→「所属リーグ優勝」などと続きます。ある程度の動きを決めたら現場(マネージャークラス)の管理者にバトンタッチします。
理念…どのようなチームであるべきか
方針…理念で上げたチームになる為の道
中期計画…方針で決めたことを数値化する計画
それではマネージャークラスの役割を説明していきます。
マネージャークラスの役割
「マネージャークラスの役割=チーム(現場)の管理」で考えていますので、簡単に言うと監督・コーチ陣など「クラブスタッフ」をイメージするとわかりやすいと思います。
ビジネスでは「経営計画」は経営陣、「事業計画」はマネージャークラスが考えるのが一般的です。ですので「事業計画」は「経営計画」が落ちてきた後に考えるのが基本的な流れになります。「事業計画」とは、サッカーで例えるなら「選定されたメンバーでどのように戦っていくか」「ある程度のサッカースタイルと選手を与えられ、どのように計画達成に導くか」を考える事です。リーグ優勝するための考え方を選手に統一させ、一体感をもって個々の役割を理解させることです。
経営計画の選定…経営陣
事業計画の選定…マネージャークラス
経営計画…「理念」に沿った計画(会社のあるべき姿)
事業計画…与えられた環境で経営計画をどう達成していくか(経営計画必達に向けた具体的な作戦)
以上のような順番・役割を理解して計画を立てていきましょう。
まとめ
役割というのは大切です。会社は何を目指しているかを明確にし、下に落としていく。そして現場が現実的にかみ砕いて実行していく事が大切です。
このように「どの人が何を考えるか」の役割分担をはっきりし、見えない場合は分かるまで話し合うことが大切です。まずは自分がどこにいて何を考えるべきかをイメージしてみてください。
役割分担をして、かみ砕いていく事が組織として計画を立てる第一歩となるのです。
それでは(‘ω’)ノ