Jリーグでも、ヨーロッパサッカーでも「監督」という職業は長く続かない。。。常に勝利を求められる過酷な仕事です。監督の得意な戦術は相手に研究され、封じ込まれてしまうこともあります。そのような中でどのように変化を起こし、勝利を目指しているのでしょうか。
このような事はビジネスの世界でもあり得ます。経営戦略は去年成功したから今年も…なんて言っていると通用しなくなっていることも多々あります。
では、どのようにして乗り越えるべきでしょうか。
改革をおこす
これらの事をプラスと捉えましょう。イノベーションを起こす最大のチャンスです。
イノベーションとは「製品やサービス、あるいは仕事のやり方を改善するだけでなく、全く新しいものにしてしまうこと。」です。要は改革です。
イノベーションに向けて自分を動かすとともに、組織や部下に働きかけて、改革の先頭に立つものをチェンジリーダーと呼びます。サッカーでいう「監督」みたいなものですね。
チェンジリーダーの4つの仕事
チェンジリーダーの4つの仕事を紹介します。
①昨日を捨てる
たとえ過去に成功していても時代遅れになったり、効果が薄れてきたらそれに執着しない
②継続的に改善していく
目標と結果をフィードバックする事によって、仕事のやり方などを常に良くしていこうとする
③実力と能力のあるものにイノベーションの機会を任せる
組織としての担当を任せる
④機会を見逃さない
イノベーションの機会については今後、説明していきます。
簡単にまとめると…
組織の先を見据えつつ、機会に対してチャレンジをしていくということです。
小さい事でも、大きく育つ可能性がある。そこにチャレンジして新しい風を起こし、改革をしていく。継続は大切ですが、新しいことをして「継続」を「進化」させていく必要があります。
とは言え、何でもかんでも新しいことにチャレンジしていては組織の混乱を招いてしまうこともあります。
本質からズレないイノベーションを
「新しい事」と言いましたが、条件があります。それは「組織の本質」からズレない改革をする。ということです。
・お客様はだれか
・求める価値は何か
・提供する価値は何か
組織の「経営方針」を軸に新しいことを考えてください。会社の経営方針が分からない方は上司に聞いてみてください。経営の軸になるところなので必ず理解するようにしてください。
サッカーで例える新しい事
では、サッカーで例えましょう。ビジネスと大きく違う所でいうと「選手の入れ替わりが多い」ことです。これにより、新しい時代のやり方を考えなくてはなりません。
日本サッカーでは、オリンピック単位で「○○の世代」などとニックネームを付けます。「黄金世代」や「調子のり世代」等あります。このように、どのような環境で育ったかを明確に理解し、新しいことを取り入れることも組織の成長には欠かせません。
これはビジネスでも同じです。入れ替わりがそこまで激しくなくても、同じことを続けるだけでなく「常に新しい事」を考え、チャレンジしていく事が大事なのです。
まとめ
このように経営方針を理解し、社長目線で方針をもとに新しいことを考えるという事は「起業家精神を持つ」ということです。起業家精神を持ち、新しいことにチャレンジすることは組織にとって、とても大切です。
一度成功したからと言ってそれに固執することなく「チェンジリーダー(監督)」の気持ちをもって「指示・挑戦」を続けてみてください。変化をもたらすことで組織の改革、そして成長が待っています。
まずは動くこと。是非、試してみてください。
それでは(‘ω’)ノ