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【ビジネス用語をサッカーで学ぶ】PM理論

 

今回はPM理論について学んでいきましょう。簡単に説明すると「リーダーシップ」をタイプ別に分けた行動理論です。日本サッカー界で長年リーダーだった長谷部選手や世界的なリーダーである選手をイメージしながら学んでいきましょう♪

 

この理論を学ぶ事で、どんなタイプのリーダーがいて、今後何を伸ばしていいか。という今後のスキルアップのヒントになるはずです。是非、考えてみてください。

 

PM理論とは

 

まず初めに、PM理論を説明していきます。

 

PM理論とは「リーダーシップ行動論」です。業務における目標達成を重視するP機能(Performance function)「目標達成機能」とチーム等、集団の人間関係を重視するM機能(Maintenance function)「集団維持機能」の2つの機能に設定されています。

 

さらにこのPとMに「強弱」をつけることによって4つのパターンに分類されることができます。ここでは強いPやMを大文字で表し、弱めの時は小文字で表します。

 

簡単に言うと、Pが「自己スキル」でMが「人望」といったところでしょうか。あなたの好きなキャプテンはどこに分類されるか注目してみましょう。

 

リーダータイプを4つに分ける

 

それでは、4つのパターンを見ていきましょう。

 

①「PM型」…目標達成の為に成果を出す業務遂行能力と、集団をまとめながら部下の育成する能力を兼ね備えたリーダーの理想型。

②「Pm型」…目標における成果は遂行するが、部下の配慮に欠くなど集団をまとめるには物足りないタイプ。

③「pM型」…成果は出ていないが、人望は高く、チームをまとめる力があるタイプ。

④「pm型」…目標達成にも貪欲でなく、人望も低いタイプ

 

このように4つのタイプに分けられました。

 

結果を背中で見せるキャプテンや、人望で組織のレベルアップを図れ得るキャプテンなど、様々なタイプのキャプテンがいると思います。

 

PM型タイプのリーダー

 

例えば、長谷部選手は選手からの人望も厚く、長年ブンデスリーガでレギュラーを張れる能力や多様なポジションをこなせる能力など歴代の代表選手を見てもトップクラスのPM型のリーダーではないでしょうか。

 

日本代表ではボランチのポジションでしたが、ドイツではサイドバックやセンターバックもこなしています。また若い時の浦和レッズ時代ではトップ下での経験もあります。

 

また、代表監督が何度交代しても不動のキャプテンでした。そして代表引退表明をした時の他の選手の反応を見れば一目で人望があったこともわかります。

 

Pm型タイプのリーダー

 

このタイプは個のレベルが突出していることです。人をまとめる能力よりもガンガン結果で引っ張っていくタイプですね。

 

FWやビジネスにおける営業マンなど、数字を出すセクションに多く見られやすいタイプです。ある程度のレベルまでは付いていく人もいますが、統率を学ぶべき必要があります。

 

 

pM型タイプのリーダー

 

次は結果は出ないけど、まとめる力や人望が厚いタイプのリーダーです。

 

対人にはとても長けた能力を発揮しますが、戦術等攻めることが苦手な方が多いタイプです。結果を出す為に人望だけでなく、戦術を学び、勝利へ執着することが必要になってきます。

 

pm型タイプのリーダー

 

最後になりますが、こちらのリーダーは現段階ではリーダーに向いていません。

 

しかし、成長意欲があるかないかで大きく差が出るタイプです。経験値にもよりますが、将来的に伸びる可能性もありますので意欲という部分で判断してみてください。

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか。

 

このように、リーダーをタイプ別に分け、自分の組織はどの方向が得意で、どの方向が苦手なのかを理解することができます。また、サブリーダーは、リーダーの不得意な部分を補い、組織として完結させる必要があると思います。

 

自分の所属している組織を含め、好きなサッカーチームのキャプテンは、どの「型」にはまるのかを見てみてください。PM理論をもとに、チームの補強(フォロー)を考えていくのも楽しいかもしれません。

 

逆に、自分がリーダーの場合はどこに属し、何を成長させるかの参考にしてみてください。

 

それでは(‘ω’)ノ

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