いきなりですが「経営資源」とはご存知でしょうか。
「ヒト・モノ・カネ・情報」という言葉を耳にした方は多いと思います。
これらは、会社を運営していく中でなくてはならない「資源」です。情報は「外部」と「内部」の2種類あります。他社の情報を外部・自社の情報を内部とします。
今回は、その中でも「内部情報」の重要性を考えていきましょう。
情報を武器にする
さて、仕事をしていく中で何気ない事でも、しっかりと「情報」に変えているか・変えていないかで組織としてかなりの「差」が出てきます。
情報を分析して、意味のある仕事にしていくために「情報収集」することが必須になってきます。
実は、サッカーでも情報というのは切っても切れないものになっています。
チームの情報を管理する
サッカーチームでは近年、上半身のユニホームの下に「GPS」を付けているチームが増えてきています。この「GPS」を付けることによって、選手の走行距離、ダッシュ速度や加速力等、数値として活用できるようになります。
この事により「効率的な練習」や「適正ポジション」のヒントとなります。情報は有効に活用でき、チームのレベルアップが望めます。
客観的な数値
このように「客観的な数値」を見ることによって、説得力が増し、モチベーションアップにもつながることになります。
この「客観的な数字」によって、指導者は「感覚や感情」だけでなく選手と対応できるようになります。もちろん、経験値も必要ですが、実際の数字による論理的な意見も必要になってきます。そして分析により「戦い方」が明確になっていくのです。
今では、高校のサッカー部でも導入しているチームがあります。それだけ大事な事なのです。
戦い方を明確にすること
おそらく、まだ感覚と経験のみで仕事をしている方もいるかもしれません。しかし分析を行い、「戦い方を決める」ことが大切になってくると思います。
「戦い方」を決めるためにも、多くの情報を収集し、個人・チーム別に得意不得意を見極めることが大事になってきます。
チームにデータ班を
ビジネスにおけるチームにも「データ収集」する役割を加えることをおススメします。人材不足の中で何を言っているんだ。となるかもしれません。
実際に、「収集」する時は大変かもしれませんが、その後の仕事において効率が上がり、結果的に少人数でも早く正確に「目的への道しるべ」を築けるようになっていきます。
まとめ
情報は「戦う時」だけでなく、「戦う前」の準備にも大きな役割を持っています。今、行っている仕事も何をしているか、数値化することによって後の作戦に役に立ちます。また、「戦い」だけでなく「評価」にも使うことができます。
「経験」という言葉が強い日本ですが、世界的に見ると「情報による戦略」が主流になっています。
少人数だからこそ情報を取ってみてください。そして、何事も議論するときにはバックアップをとり、データにしてみてください。客観的な情報をもとに様々なシーンで活用し、戦略を練っていく事をお勧めします。
それでは(‘ω’)ノ